パティラベル3

「  Miss Patti's Christmas   」
 Patti LaBelle

(2007)
Def Soul Classics 
★★★★★★★☆☆☆


曲目リスト
01. Christmas Jam
02. It's The Most Wonderful Time Of The Year
03. What Do The Lonely Do At Christmas?
04. Holidays Mean More To Me
05. It's Going To Be A Merry Christmas
06. Do You Hear What I Hear?
07. Nativity
08. Jesus, Oh What A Wonderful Child featuringThe Soul Seekers
09. Every Year, Every Christmas
10. Away In A Manger


1990年から
17年ぶり
パティ・ラベル
2007年の2枚目のクリスマスアルバム
(ラベル時代含めると3枚目)


(1)1曲目はいかにも・・・
ってパティじゃないですよ
ジャム&ルイスです
アレキサンダーオニールの大名盤を彷彿

(2)微妙な変調を使った
今風アレンジ
おもしろい曲です

(3)早い・・・
って後半かと思っていたら
スローテンポで3曲目でパティ節炸裂

(4)バロック的なジャズアレンジ
とでも言ったらいいだろうか
ストリングスも効いてるし
語りも違和感なし

(5)(6)とミディアムスローを2曲
しっとり聴かせますね

(7)ラップを加えた
アップテンポな1曲

(8)バリバリのゴスペル
途中からは
男性ボーカルとの掛け合いを
しっかりたのしんでいる感じ

(9)アレンジは原曲に忠実に
ある意味このアルバムのハイライトかも
気持ちの込め方がハンパ無い

(10)ゴスペルを
出だしは淡々と
段々とパティ節に
最後はもう圧巻


冒頭の1曲目が
あまりにバリバリの
ジャム&ルイスだったので

全編通して
この調子かなぁ
と思っていたら

かなり色々なアレンジもあり
前作に続いて
かなりの力作と思います

そこかしこに
パティ節は
ちりばめられているんですが

個人的には
やはり9曲目の
「Every Year, Every Christmas」
が心に染みましたね

このアルバムの2年前に亡くなった
ルーサー・バンドロスと
リチャード・マークスの共作のこの曲は

パティにとっても
思い入れの深い曲だったとは
想像に難しくありません

感情の込め方が
尋常ではないし

曲の終わりに
ルーサー・バンドロスという
アーティストへの愛を

やっと聞き取れるくらいの音量で
静かに囁いていますもんね

さて
今作と前作では
超メジャーなクリスマスソングを
演じていません

これを
パティのこだわりと見るか・・・

はたまたこの先
もう一枚出すのか

楽しみにしたいと思います



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パティラベル2

「  This Christmas   」
 Patti LaBelle

(1990)
Mca 
★★★★★★★★☆☆


曲目リスト
01. This Christmas
02. 'Twas Love
03. Nothing Could Be Better
04. If Everyday Could Be Like Christmas
05. I'm Christmasing With You
06. What Are You Doing New Year's Eve
07. Reason For The Season
08. Country Christmas
09. Born In A Manger
10. O Holy Night
11. Wouldn't It Be Beautiful


ブルーベルズ時代から
4半世紀の時をへて
パティ・ラベルの
1990年の2枚目のクリスマスアルバム


(1)アレンジはオリジナルに忠実も
声を伸ばすバックコーラスが興味深い

(2)ミドルテンポのバラード
パティの声とサックスの調和
お得意のパターン

(3)シンセをベル音に似せて
華やかさと煌びやかさを演出

(4)マイナー曲調で
ぐいぐいと畳み掛けてくるような感じ

(5)ピアノとの掛け合いで始まり
一貫してジャジーに
語りかけるような感じ

(6)コンテンポラリーなバラード調
曲調自体は淡々とした流れなんだけど
力の入れどころが流石

(7)静かな入りなんだけど
序々にパティ節が・・・
普通にもどったり
はたまたハジケたりのコントラストが素敵

(8)スローテンポの
コンテンポラリーゴスペル風
肝心な所をバックにまかせたりと
ちょっとライブ風

(9)(8)と同じく
ゴスペル風なんだけど
アレンジ自体が秀逸
ついに軽く爆発しています

(10)スタンダードな賛美歌を
タメを十分使ったアレンジで
もう止まりませんパティ節

(11)ラストにバラードをもってこないで
軽い感じの曲を
曲中のカッティングギターと
バースのエレキギターも効果的


上記でも書いたように
最後の曲を
軽めで締めるなど
アルバム通してよく作られています

途中でダレる事もないですし
パティ節で押し通す事もありません

本当に
いいアルバムです

年齢的にも
一番アブラがのっていたんじゃないかな

さて
トップで紹介しているジャケットは
オリジナルだと思うのですが

近年出ている編集盤には
「Angel Man」
というボーナストラックが入っています

この「Angel Man」は
もともと1995年に発売された
「 Voice of Homeless 2 」という
ホームレス救済の
チャリティー・クリスマスアルバムに入っていました

・・・が
「Angel Man」の出来が
すこぶる良い出来なんですよ
ある意味必聴です

ジャケット自体は
トップで紹介したオリジナルが
お勧めですが

「Angel Man」も
捨てがたいんです







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ヨランダ2


「  What A Wonderful Time   」
 Yolanda Adams

(2007)
Sony  
★★★★★★★☆☆☆


曲目リスト
01. My Favorite Things 
02. Give Love On Christmas Day 
03. What A Wonderful Time 
04. Jingle Bells 
05. Do You Hear What I Hear 
06. A Season Of Love 
07. Hold On
08. Just Because 
09. Little Drummer Boy 
10. With God 




クレジット
Michael J. Powell(Guitar)(Keyboards)(Percussion)
Nathan Maxxwell(Piano)
Darren Campbell(Bass)
Sharay Reed(Guitar (Bass))
Calvin Rodgers(Drums)
Bernard Bell(Guitar)
Greg Suran(Guitar)
Jimmy Bowland(Sax (Baritone)(Tenor))
Kriss T. Johnson Jr.(Trumpet)
Michael Mindingall(Keyboards)
Mike Casteel(Trumpet)
Prentiss Hobbs(Trombone)
Roy Agee(Trombone)
Sam Levine(Sax (Alto))
Maxx Frank(Fender Rhodes)(Organ (Hammond))
Steve Patrick(Trumpet)
Chris "Fonk Nasty" Johnson(Vocals)
Lisa Williams(Vocals (Background))



2000年にすでに
1枚目のクリスマスアルバムを発表している
ヨランダアダムスの
2007年の2枚目のクリスマスアルバム


(1)1曲目は意表をついて
「 My Favorite Things」
ホーンセクションが効果的

(2)曲調とアレンジはもう
どっぷり Michael J. Powellなんだけど
後半のヨランダの自由度に脱帽

(3)(4)は
ジャズのビッグバンドをバックに
一歩も引けをとらず
歌唱力も凄ければ
表現力もまた凄い
さらにスキャットもばっちり決めるとなれば
もう敵なしかな

(5)(6)とコンテンポラリーな
バラード調
曲調自体は淡々とした流れなんだけど
力の入れどころが流石

(7)ギター&パーカッション&手拍子
のシンプルな作り
ボイス入り

(8)ミドルテンポの
軽い感じのコンテンポラリーゴスペル

(9)アレンジ自体が秀逸
イントロもジプシー調みたいな一工夫
最後は爆発してますヨランダさん

(10)曲調自体はゴスペルではないんだけど
最後にしっかり語りかけるように
切々と
終わりはボーカルを切って
余韻を残すようなアレンジが味わい深い


この
自身2枚目のクリスマスアルバムは
確かに(歌詞は別にして)
本家のゴスペル曲調の曲は無い

誤解を恐れずに言えば
1枚目はオーソドックスな作りにしたから
2枚目は自由にやらせてもらうわ
っていう感じかなぁ

(1)(2)(5)(6)での
Michael J. Powellとの
相性の良さは
ちょっと驚き

自由に泳がせる
Michael J. Powellと
それを見事に泳ぎきってしまう
ヨランダ

もっと驚くのが
(3)(4)ビッグバントとのジャズです
正直スタンダードのフルアルバムを
聴きたくなってしまう程だ


クリスマスアルバムとして
多くの方に勧めるとしたら
やっぱり2000年発売の
1枚目という事になってしまうけど

自称マニアにすると
ハジケている
この2枚目の方に
肩入れしたくなってしまう気もします

同じ楽曲は
「Little Drummer Boy」だけなんだけど
聞き比べるのも
本当に楽しい

まだ
取り上げてない
スタンダードもあるので
2014年くらいに3枚目を期待しましょう







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ヨランダ1


「 Christmas With  」
 Yolanda Adams

(2000)
Elektra 
★★★★★★★★☆☆


曲目リスト
01. Have Yourself A Merry Little Christmas 
02. Little Drummer Boy 
03. Born This Day 
04. The Christmas Song 
05. It Came Upon A Midnight Clear 
06. Carol Of The Bells/What Child Is This 
07. Silent Night 
08. The First Noel 
09. O Holy Night 
10. Joy Medley (Joy To The World)/Angels We Have Heard On High/Hark The Herald Angels Sing/Ode To Joy) 




クレジット
Greg Phillinganes(Keyboards)(Piano)
Adrian Rosen(Bass)
Larry Kimpel(Bass)
Ricky Lawson(Drums)
Louis Conte(Percussion)
Michael Thompson(Guitar)
Paul Jackson Jr(Guitar)
Ray Fuller(Keyboards)
Rickey Grundy(Keyboards)(Organ)
Shavoni(Keyboards)
Steve Ferrone(Drums)
Wayne Linsey(Keyboards)
Angela Sanchez(Vocals (Background))
Carolyn Dennis(Vocals (Background))
Charity McCrary(Vocals (Background))
Kandy Johnson(Vocals (Background))
Kim Johnson(Vocals (Background))
Krystal Johnson(Vocals (Background))
Rickey Grundy Chorale(Vocals (Background))
West Angeles Church of God in Christ Mass Choir(Choir, Chorus)



1999年に初めてグラミー賞を取った後
ノリに乗っていた
ヨランダアダムスの
2000年のファーストクリスマスアルバム


(1)スローで歌うミュージシャンも多いんだけど
ヨランダはミドルテンポで
楽しさ一杯

(2)こちらも
結構地味目に歌うミュージシャンが多いけれど
ミドルテンポで軽やかに

(3)クリスマスのフレーズもでてくるけど
こちらは本家ゴスペルのバラード調
それでもまだ抑え目

(4)前半はギターを中心に
清涼感のある歌なんだけど
後半はストリングスを伴って
徐々に歌唱もヒートアップ

(5)淡々とした曲調ながら
エエレクトリックボイス調を取り入れて
遊び心十分

(6)アレンジ勝ちかな
2曲を違和感なくカップリング
後半にかけて
ジワジワくるバラード

(7)高い音域で
まったくブレる事なく
しっかり自分の思いを表現できるヨランダ

(8)楽しげなミドルテンポに戻って
一服

(9)こちらは本家なので
バックコーラスをもっと分厚くして
重厚に来るのかなと思いきや
思ったより軽めな作り
しかし高音は伸びる伸びる

(10)もう楽しさの「玉手箱」
これもアレンジ勝ちですね
ゴスペル好きには
たまらない1曲


もうどれを聴いても
「レイ・チャールズ節」になっていますすが
全然違和感が無いですね
4半世紀程も前の作品とは全く思いません

そしてまさかの
ソロイストにフレディーハバード
1のトランペットは
聴かせてくれますねぇ

(11)のボーナストラックは
ベティーカータを知っている者としては
少しだけ違和感がありますね
デュエットというか
バックボイス的に起用しているようです


まぁ
一言でいって
歌上手いです
上手すぎです

ジャム&ルイスのプロデュースした
コンテンポラリー寄りの作品もありますが
やっぱり根っこはゴスペルなので
クリスマスアルバムにはドンピシャですね

歌は上手いし
アレンジも工夫ありと
逆の意味で
レビュー泣かせです

ゴスペルに偏っているわけではないので
どなたにも
お勧め出来ます









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エタジェームス


「 Twelve Songs Of Christmas 」
Etta James

(1998)
Bmg 
★★★★★★★★☆☆


曲目リスト
01. Winter Wonderland
02. Jingle Bells
03. This Time Of Year
04. Merry Chriatmas Baby
05. Have Yourself A Merry Little Christmas
06. Santa Claus Is Comming To Town
07. White Christmas
08. The Christmas Song
09. The Little Drummer Boy
10. Silent Night
11. Joy To The World
12. O Holy Night


クレジット
Etta James(Vocals)
Cedar Walton(Piano)
John Clayton(Bass)
Billy Higgins(Drums)
George Bohannon(Trombone)
Josh Sklair(Guitar)
Red Holloway(Sax (Alto)(Tenor))
Ronnie Buttacavoli(Trumpet)(Flugelhorn)
Sametto James(Bass (Electric))


なぜか
日本では
知名度も評価も低い
エタジェームスの1998年のクリスマスアルバム

(1)エタ自体は
静かに歌うんだけど
間奏のソロが
ベース~ピアノ~ギター~トランペットと
おしゃれに曲を締めている

(2)これも初めは素直に歌っているんだけど
1コーラス後の間奏のソロが
トロンボーン~ピアノ
2コーラス後の間奏のソロが
ギター~アルトサックスと
楽器ソロの後に
エタの曲の崩していき方がとても上手い

(3)まだ抑え気味だけど
曲の後半にすこしエタ節が

(4)このブルース調の曲では
まさしく本領発揮
サックスも泣いています
エタの歌も泣いています

(5)1コーラスは
ピアノとのデュオ
その後バックが揃ったところからは
エタが自由自在に歌いだす

(6)こちらは
初めっからエタ節全開
もう歌いたいように歌っちゃってます
もちろんバックがしっかりしているし
間奏のトロンボーンも最高

(7)およそ
「White Christmas」とは思えない出出し
からブルージーな曲調
なかなか他では聴けないアレンジ

(8)一転して
こちらのスタンダードは
正統派のジャズ基調
とはいえそこはエタ
ここではねばりっこい歌唱を披露

(9)この曲は
あえて曲調を考えて
淡々と歌っています
ドラムソロのフェードアウトも
かっこいい

(10)ギターとのデュオ
間奏のテナーサックスも渋いけど
彼女の歌を最大限楽しめる1曲
上手い

(11)バックの演奏も
曲の進行とともに厚くなっていくのだけれど
エタの歌を邪魔する事なく
調和のとれた出来

(12)こちらも(10)と一緒で
ギターとのデュオ
ナント2コーラス目は
フランス語
この人どこまで奥が深いんでしょ



ブルース
ソウル
ゴスペル
ジャズ

エタジェームスも
上記のカテゴリーを
楽々超越してしまった歌手の一人だ

勿論2010年現在
お元気だと思われます

オバマ大統領就任祝賀パーティーでは
名曲「アット・ラスト」が
夫妻のダンス曲に選ばれましたね

この「アット・ラスト」は
本人の曲はもちろん大好きですし
多くのミュージシャンにカバーされていますよね

2009年の映画「キャデラック・レコード」など
ますます再評価が高まるエタ・ジェイムス

歌のみならず彼女の生きざまは、
映画でエタ役を演じたビヨンセや、
彼女へのリスペクトを公言するC・アギレラなど、
若い女性シンガーたちにも大きな影響を与えていますね

また
ジャニス・ジョプリンが
エタをリスペクトしていた事は
あまりに有名です

このアルバムは
バックが1流ジャズメンなので
本当に落ち着いて聴けます
1時間以上の大作なのに飽きる事がありません

その中でも
やはりブルース調の曲が
一番魅力を発揮しているなぁと思いますが
聞き手によってツボがいくつもありそうです

バックにコーラス等もないので
本当に
エタの歌を
ストレートに聴く事ができます


最後に
ビヨンセのコメントを

「エタ・ジェイムスの成功なしに
私のようなR&Bシンガーは
現代に存在できなかったわ」






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ドナサマー


「 Christmas Spirit  」
Donna Summer

(1994)
Mercury
★★★★★★★★☆☆


曲目リスト
01. White Christmas
02. The Christmas Song
03. O Come All Ye Faithful
04. Christmas Is Here
05. Christmas Medley
06. I'll Be Home For Christmas
07. Christmas Spirit
08. Breath Of Heaven
09. O Holy Night
10. Lamb Of God


クレジット
Michael Omartian (Piano、Keyboard、Produce)
Danny O'Lannerghty (Bass)
Chester Thompson (Drums)
Dan Huff (Guitar)
Jerry McPherson (Guitar)
Heritage Children's Choir (Background Vocals)



昨今の評価はちょっとわからないんですが
常に「ディスコクイーン」の称号が
付きまとってしまう
ドナサマー1994年のクリスマスアルバム

(1)ピアノとヴァイブラホンから入って
バックは重厚なオーケストラ
そのオーケストラにしっかり溶け込み
声量も十分

(2)イントロに特徴をだしているのが
Michael Omartianの面目躍如かな
後半の高音と歌の間を聴くと
彼女の上手さがわかります

(3)オーケストラと
バックのクワイアが
ドナとマッチしていて荘厳な出来

(4)一転してミドルテンポのキャッチーな曲
ドナの歌の歯切れのよさが
曲の特徴をさらに聴きやすくしている

(5)マイナー調の曲から入って
上手く盛り上げています
出来る事なら「Joy To The World」を
フルコーラスで聴いてみたかった

(6)2曲目と同じく
スタンダードの曲の入りに一工夫
バックはキーボードだけ
ここも歌の上手さが光ってます

(7)タイトル曲で彼女のオリジナル
前半~中盤~後半と
とても上手く構成されています

(8)バックの構成は1曲目と同じだけど
で出しの語りが1分強
歌い方は淡々となんだけど
訴えかける力が強力

(9)スタンダードを静かな立ち上がりで
2コーラス目からは
クワイアとのからみも楽しく
聴き応え十分

(10)イントロはギター中心の
穏やかな立ち上がりだけど
ドナのボーカルに迫力が増し
バックとの絡みも強烈に
最後の語りでのシメも
嫌味のないとてもいい出来です


もう10年以上新譜が出ていないとのこと
少し残念ですね

冒頭のように
彼女を「ディスコクイーン」との認識しかない方に
是非お勧めしたいですね
1994年物とはとても思えません

今聴いても
全く色あせていない所か
ドナって上手いんだなぁと
感じる事ができますよ







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ダイアンリーブス



「 Christmas Time Is Here 」
Dianne Reeves

(2004)
Blue Note /EMI
★★★★★★★☆☆☆


曲目リスト
01. Little Drummer Boy
02. Carol Of The Bells
03. Christmas Time Is Here
04. This Time Of The Year
05. Christmas Waltz
06. I'll Be Home For Christmas
07. Christ Child's Lullaby
08. A Child Is Born
09. The Christmas Song (Chestnuts)
10. Let It Snow
11. Have Yourself A Merry Little Christmas 

クレジット
Dianne Reeves(Vocals)
Gregor Hubnor(Violin)
Gregory Hutchinson(Drums)
Meg Okura(Violin)
Munyungo Jackson(Percussion)
Peter Martin(Piano)
Reuben Rogers(Bass)
Romero Lubambo(Guitar)
Steve Wilson(Saxophone)
Dave Eggar(Cello)
Joe Locke(Vibraphone)
Ron Lawrence(Viola)



ダイアンリーブスの
2004年のクリスマスアルバム

(1)は静かな立ち上がり
ベースとドラムとパーカッションのバックが
序々にペースを上げていく

(2)曲間の
ヴァイブラホンのソロがかっこいい

(3)ここで初めて
ピアノトリオをバックにしっとりと

(4)同じバラードでも
ギターを入れてボサノバ調で
少し軽いタッチ

(6)全く力(声量)を誇示するわけでなく
この歌唱力
フェードアウトの仕方もきれいです

(7)この曲のみ
ギターとストリングスのバック
清涼感のある曲でもう少し長く聴きたかった

(8)ジャジーなアレンジで
もちろん中身も聴き物だけど
後半のスキャットで本領発揮

(9)スタンダードを
ピアノトリオでしっとりと
この曲がホントに歌唱力がわかります

(10)同じくピアノトリオだけど
こちらはアップテンポ

(11)最後の曲は
ピアノレスのギタートリオ
軽やかさと落ち着きのあるアレンジ


ダイアンリーブスは
カテゴリー分けをするとなると
ジャズシンガーに分類されるのだけど

この人のスケール感は
ちょっと図抜けている

ジャズ、ゴスペル、ソウル
ブラジル、ボサノバ、ブルース
はたまたアフリカン

さまざまな音楽を体験し
その体験が
シンガーとしてのスケールの大きさとして
花開いている

どの曲もじっくり歌い込んでいて
サイドメンの好演も光る
良さがじわっと伝わってくる感じ
幅広くヴォーカル・ファンにお薦め


ただ
あくまで個人的な感想を言うと

ダイアンリーブスって
ライブシンガーなんだよね
勿論CDもいいんだけど
生のライブはさらに素晴らしい

機会のある方は
是非ライブに足を運んでください





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レディシー


「It's Christmas」
 Ledisi
(2008)
 Verve
 Forecast

★★★★★★★★☆☆


曲目リスト

01. I'll Go
02. Children Go Where I Send Thee
03. Give Love on Christmas Day
04. Be There for Christmas
05. This Christmas (Could be the One)
06. Have Yourself a Merry Little Christmas
07. What Are You Doing New Year's Eve?
08. It's Christmas
09. What a Wonderful World
10. Please Come Home for Christmas
11. Silent Night
12. Thank You   

クレジット
George Duke(Piano&Producer)
Gerald Albright(Sax)
Lorenzo Johnson(Producer)
Luther "Mano" Hanes(Producer)
Rex Rideout(Producer)
Christian Scott(Trumpet)
Richard Smallwood(Piano)
Craig Brockman(Organ)


2008年は
大御所が
次々とクリスマスアルバムを発表してしまったので
なかなか目立てなかったけど

このレディシーのクリスマスアルバムは
相当聴き応えのある秀作です
というか
駄作がなく 曲順構成も素晴らしく
聴く程に引き込まれていってしまう

①のイントロから
パンチ力のある②へ
③の定番から ポップな④へ
⑤でまた定番かと思えば
ダニーハサウエーの有名曲ではなく
ロレンゾのオリジナルで ・ ・・これまたいい曲だ

⑥に定番の後
⑦と⑧がジャジーにかっこよくキメてしまう
しかも⑧だけジョージデュークのプロデュースで
⑦は本人色がかなりでていると思う

⑨の正当クリスマスソングではないスタンダードを入れて
⑩はブルース
ホントに心にくい構成だ

⑪の定番もアコースティック調で
オリジナリティーもバッチリ
⑫の最後のおしゃべりには もう・・・余裕さえ感じる

構成を中心にしてきたので
「定番(スタンダード)」と書いたけど
そのどれもが 彼女色に表現されています
アルバムを聴いただけで
この人のライブを聴きにいきたいな・・・ と思わせました

それだけ構成だけでなく
歌唱力もワンランク上だということです
ちょっと褒めすぎかな・・・ とも思いましたが
かなりのお勧め度です



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ホイットニー



「One Wish The Holiday Album」
 Whitney Houston
(2003)
Arista

★★★★★★★☆☆☆


 曲目リスト
01. The First Noel
02. Christmas Song (Chestnuts Roasting On An Open Fire)
03. Little Drummer Boy (Featuring Bobbi Kristina Brown)
04. One Wish (For Christmas)
05. Cantique De Noel (O Holy Night)
06. I'll Be Home For Christmas
07. Deck The Halls / Silent Night
08. Have Yourself A Merry Little Christmas
09. O Come O Come Emmanuel
10. Who Would Imagine A King (Featuring The Nativity Choir)
11. Joy To The World - (Featuring The Georgia Mass Choir)   


この夏(2009)に 7年ぶりの新作を発表した
 ホイットニーヒューストン
これは彼女の2003年の作品だ
最新作は未聴だけど

近年はいろいろと スキャンダラスな話題が多く
歌手ホイットニーとしては
満足な作品がなかったように思う

その中で このクリスマスアルバムの出来が
奇跡的とも言うべき 上々の出来なのだ
 デビュー当初の艶やかな歌声が
100%には戻っていないものの
(まあ年齢を考えれば円熟したともいえるだろうが)
 随所に彼女らしさが戻ってきていると感じられた

 ①②とスタンダードで 落ち着いた滑り出しをみせ
 ③では愛娘クリスティーナとのデュエットと
遊び心をいれている

タイトル曲の④で また落ち着いた姿に戻り
⑤のCantique De Noel (O Holy Night)で
早くもクライマックスを持ってきたという感じだ
ホントにこの⑤の出来は素晴らしい

 ⑦のメドレーは 聴く人によって好き嫌いが分かれると思うが
 ⑥⑧と落ち着いたスタンダードを持ってきて
⑨が厳かなアカペラ
続いて⑩も ほとんどアカペラといって良い清らかな曲

最後の⑪がGeorgia Mass Choirを伴っての
ゴスペルライクな1曲
この曲のアレンジもすばらしいし
体力があったのなら きっと倍くらいの長さでも
グイグイ聴かせてくれたろうに・・・

本当の意味での復活を 願ってやみません
本来なら 「ディーバ」の名を継ぐのは
あなたなのですから・・・



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ケリープライス


「One Family -A Christmas Album」
Kelly Price
(2001)
Def Jam
Universal

★★★★★★★★☆☆


曲目リスト
01. Silent Night
02. One Family
03. In Love at Christmas
04. Go Tell It
05. If I Lose Christmas
06. What Child Is This?
07. Ave Maria
08. Mary's Song
09. Xmas Medley
   Little Town of Bethlehem
      It Came Upon a Midnight Clear
      We Wish a Merry Christmas 
10. Oh Come All Ye Faithful
11. Messiah Has Come


クレジット
Ben Tankard(Piano)
Rita Tucker(Bass)  
Elijah Holt(Drums) 
George Duke(Keyboards)    
Mary Mary(Vocals) 
Michael Ripoll(Guitar)
Paul Jackson Jr(Guitar)      
Wynonna Judd(Vocals) 
Bebe Winans(Vocals) 
Duane Starling(Vocals)    
Kim Fleming(Vocals) 
Robert Bailey Jr(Vocals) 
Born Again Church Choir(Vocals) 
Vicki Hampton(Vocals)     
Shirley Murdock(Vocals)



幼い頃から
ゴスペルの洗礼を受けて育ったという
ケリープライスの
2001年発表のクリスマスアルバム

ゲスト陣にも
ビービー・ワイナンズ
シャーリー・マードック
メリー・メリーなど
ゴスペルに馴染みの深いアーティスト達が参加

もう(1)から歌唱力に唸ってしまうけど
ホントの意味でのトラディショナルは
この1曲のみ

オリジナルが半分近くを占め
その中でもメリー・メリーを迎えた(3)と
スケールの大きい(8)は素晴らしい出来だ

ジョージデュークがプロデュースしているのは
(6)(7)(9)なんだけど
(6)(7)はおとなしいアレンジなので
メドレーの(9)がお勧め

そしてハイライトが
ビービー・ワイナンズや
シャーリー・マードックを迎えた(10)

う~ん
何ていえばいいか
ゴスペルがベースにある人達って
何処で誰をタテるのかが
暗黙でわかっているんだよね

掛け合い
というより
アイコンタクトなのかな
息の合い方が尋常じゃない

とにかく
オリジナルも多めで
意欲作
お勧め



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Sarah Brightman



「A Winter Symphony」
Sarah Brightman
(2008)
Angel

★★★★★★★★☆☆


曲目リスト
01. Arrival
02. Colder Than Winter
03. Ave Maria   feat. Fernando Lima
04. Silent Night
05. In the Bleak Midwinter
06. I've Been This Way Before
07. Jesu, Joy of Man's Desiring
08. Child in a Manger
09. I Wish It Could Be Christmas
10. Amazing Grace
11. Ave Maria
12. I Believe in Father Christmas
13. Happy Christmas
14. First Of May
15. He Moved Throught The Fair   


「棚からぼたもち」 じゃなかった
「怪我の功名」 だったんだけど・・・
目星をつけて買いに行った
クリスマスアルバムが

たまたま売り切れで
目に留まった綺麗なジャケット
つまり ジャケ買いですな・・・ ・・・
そして大当たり。

クラッシックには明るくない私なのだけど
彼女の名前は
たまたま
北京オリンピックの開会式で知っていた

選曲も
いきなり
ABBAのインストの歌詞付きから始まって
定番のクリスマスソングあり
賛美歌あり ポップスあり と

聴く人を飽きさせないように考えられているね
アヴェ・マリアなど
メジャーなものとマイナーなものを2曲収録しているなど
心憎いね

ということで
ジャンルに関係なく
どなたにもお勧めできるアルバムです



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メロディーセクストン

「 Voice In The Snow 」
Melodie Sexton&Final Touch
 
(1994)
コロムビア ミュージックエンタテインメント
★★★★★★★☆☆☆


曲目リスト
01. White christmas
02. white night, white moon
03. god rest ye merry gentlemen
04. the christmas song
05. love light (見上げてごらん夜の星を)
06. silent night
07. have yourself a merry little christmas
08. i'll be home for christmas

クレジット
Hidefumi Toki(Sax)
Takumi Inohaya(Percussion)
Kazuo Nobuta(Keyboard)
Kazuhiro Kato(Keyboard)
Tomoya Koga (Guitar)
Wornell Jones(Vocals (Background))
Kaleb James(Vocals (Background))



メロディーセクストンの
1994年のクリスマスアルバム

メロディーさんは
GTS(ハウス)系のアーティストさんみたいですね

(1)スローで始めるスタンダードも
2コーラス目から
ミドルテンポでハウスっぽく

(2)チャゲ&飛鳥の飛鳥涼さんの曲だそうですね
(原曲は存じ上げません)
透明感のある歌い方も上手いし
落ち着いて聴けます

(3)マイナー曲調のこの曲を
丁寧に歌っています
土岐さんのサックスもききもの

(4)原曲に忠実に
じっくり歌い上げてますね

(5)ご存知・・・とはいっても
お若い方にはなじみがないかも
坂本九の「見上げてごらん夜の星を」です
1コーラス目はアカペラで

(6)1コーラス目は
バラード調でしっとりと
2コーラス目からは一転して
ハウス調のアップテンポで楽しげに

(7)全編
キーボードとボーカルとコーラスのみ
腰を落ち着けて歌い上げてます

(8)1コーラス目が
キーボードとボーカルだけ
2コーラス目がシンセとコーラスのみ
最後に皆で締めます


日本の企画&制作アルバムだと
多少鼻につく物もあるんですが
このアルバムは
そうならないよう上手く作られていますね

メロディーさん自体の歌唱も
繊細さと力強さを併せ持って
飽きずに通して
聴く事ができます

隠れた人気も
若干あったのかな
2009年に
再発もされているみたいです







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グロリア・エステファン


「 Christman Through Your Eyes 」
Gloria Estefan  
(1993)
Sony

★★★★★★☆☆☆☆


曲目リスト
01. Overture: Silver Bells
02. Christmas Song (Chestnuts Roasting on an Open Fire)
03. Have Yourself a Merry Little Christmas
04. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!
05. This Christmas
06. I'll Be Home for Christmas
07. White Christmas
08. Silent Night
09. Christmas Through Your Eyes
10. Arbolito de Navidad
11. Christmas Auld Lang Syne


グロリア・エステファン&ザ・マイアミ・サウンド・マシーン
と言った方が馴染みがある
グロリア・エステファン
1993年のクリスマスアルバム

キューバ生まれの彼女だから
スタンダードに対しても
いろいろ他の歌手では見られない
アプローチを見せてくれる

オープニングの(1)のアレンジなど
その最たるもので
文句なしに素晴らしい

(11)のスペイン語歌詞は楽しいし
(12)は馴染み深い
「蛍の光」だ

そして
(9)のオリジナルは
軽いタッチのバラード調だが
必聴です

とはいえ
あくまで個人的好みでいうと
中盤の打ち込み中心の楽曲は
好き嫌いの分かれる所だと思う

ので
お勧め度は若干低めです




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オリコ



「Christmas Wish」
Stacie Orrico
(2003)
Slowburn

★★★★★★★☆☆☆


曲目リスト
01. Love Came Down
02. Christmas Wish
03. O Holy Night
04. What Child Is This?
05. O Come All Ye Faithful
06. White Christmas
07. The Christmas Song
08. What Are You Doing New Year’s Eve


クレジット
David Huntsinger(Piano)
Andrew Ramsey(Guitar)  
George Cocchini(Guitar)
Micah Wilshire(Guitar)
Michael Ripoll(Guitar)
Mooki(Drums)
Mooki(Keyboards)
Rob Burrell(Vocals)
Eddie DeGarmo(Organ)

クレジット新録
Greg Phillnganes (p)
Nathan East(b)
Teddy Campbell (ds)
Gerald Albright (sax)



アイドルという言葉では括れない
歌唱力を持ったステーシーオリコの
2001年発表のミニアルバムに
新録2曲を加えた
2003年発売のクリスマスアルバム日本編集盤

ということは
(1)~(6)が15歳
(7)(8)が17歳
の録音だ

ちょっと脱帽だね
新録の(7)(8)も良いけど
(1)~(6)の完成度は凄い

(2)のオリジナルも
とてもいい曲だけど
続く(3)~(5)のスタンダードも
若干アップテンポなR&Bテイストで
かなり聴かせてくれる

それも彼女なりに消化しているところが
驚かされるね

(6)はオーケストラをバックに
堂々と歌い切ってるし
この歳で艶を求めるのは無理だしね

・・・で新録は
バックも超1流ミュージシャン
共にジャジーなアレンジで
聴き応えあり

2年で艶のかけらも見え始めている
順調に成長していってもらいたいもんです




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ダイアナロス



「Very Special Season」
Diana Ross
(1994)
EMI

★★★★★☆☆☆☆☆


曲目リスト
01 Winter Wonderland
02 White Christmas
03 Wonderful Christmas Time
04 What the World Needs Now
05 Happy Xmas (War Is Over)
06 Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!
07 Amazing Grace
08 His Eye Is on the Sparrow
09 Silent Night
10 Overjoyed
11 O Holy Night
12 Someday at Christmas
13 Ave Maria
14 Christmas Song


ダイアナロスの1994年の作品
オーケストラをバックに
しっとりとと歌い上げているのが印象的だ

①ので出しの工夫や
③⑤の原曲に忠実な編曲
⑦のライブ感溢れるエンディング

クリスマスアルバムには珍しい
スティービーワンダーの⑩など
オーケストラとアレンジを
楽しむアルバムでしょう

ポールマッカートニーの③と
ジョンレノンの⑤を
同じアルバムに収めているのも
なかなか興味深い(珍しい)

ただ
落ち着き過ぎていて
正直・・・「これ」・・・という曲がないなぁ
という感想も持ってしまう

インパクトや
パンチ力を求めている人には
ちょっと物足りないかもしれないね

ダイアナロスファンと
厳かなクリスマスパーティーにおすすめ

ホントは
マイケルジャクソンが50歳になった今年くらいに
マイケルとダイアナの
デュエットクリスマスアルバムが製作されたらなぁ・・・
と思っていたんですけどね



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Aretha Franklin


「This Christmas Aretha」
Aretha Franklin
(2008)
Rhino/atlantic
DMI Records
★★★★★★★★☆☆


曲目リスト
01. Angels We Have Heard On High
02. This Christmas    feat. Edward Franklin
03. My Grown-Up Christmas List
04. The Lord Will Make A Way
05. Silent Night
06. Ave Maria
07. Christmas Ain't Christmas (With The One You Love) 08. 14Angels
09. One Night With The King
10. Hark ! The Herald Angels Sing
11. 'Twas The Night Before Christmas   


クレジット
Brandon Fields(Saxophone),
Luis Conte(Percussion),
Nathan East(Bass),
Alvin Chea(Choir, Chorus),
Bridgette Bryant(Choir, Chorus),
Lisa Fischer(Vocals (Background)),
Lynne Fiddmont(Choir, Chorus),
Tawatha Agee(Vocals (Background)),
Vaneese Thomas(Vocals (Background))


現在
「レディ・ソウル」
「クイーン・オブ・ソウル」
「スーパー・ディーヴァ」 ・・・等の称号で賞賛される
アレサだけど

この歳で
この声量
もう 脱帽するしかありません
(1942年3月25日生まれ)

1曲目からノックアウトです
クワイアとの掛け合いが絶妙

2曲目は語りから入り
息子のボーカルをフューチャーしているんだけど
その息子の裏声の使い方が
上手い

クリスマスの定番の5曲目6曲目と進んで
その後アップテンポの7曲目を挟み
マイケル・J・パウエルとの9曲目で
トドメをさされてしまいます

飛行機嫌いなアレサ
日本に来てくれる事はないでしょうが
死ぬまでに1度「ライブ」みたいなぁ
・・・ 満足満足



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ココ



 

Coko Christmas」

Coko

2008)

Light Records

★★★★★★☆☆☆☆

 

曲目リスト

01.  We Thank You

02.  Give Love On Christmas Day (Featuring George huff)

03.  Grateful

04.  This Christmas

05.  Holy

06.  Silent Night

07.  The Greatest

08.  The Christmas Song (Chestnuts Roasting On An Open Fire)

09.  O Holy Night

 

Cokoって

SWVの元リードボーカルなんですね

どうりで上手い訳だ・・・

 

これで1枚のアルバムと考えたら

かなりの完成度だと

思うんだけど

 

④⑧⑨が

SWV時代の焼き直しなんだよね

この3曲共

出来は素晴らしく良いんだけど・・・

 

そして新録音の中でも

①のハジケ方は

かっこいいし

 

⑤はちょっと聴き物です

クワイアとの掛け合いも

曲の盛り上げ方も素晴らしい

彼女のファンなら

この1曲で買う価値あると思う

 

ということなので

SWVのクリスマスアルバムをお持ちでない方に

お勧めかな

 

これだけ

歌唱力と

表現力を持っているんだから

完全オリジナルバージョンを期待したいです

 

 

 

 

 

 




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Diana Krall



「Christmas Songs」
Diana Krall・・・with Clayton-Hamilton Jazz Orchestra
(2005)
Verve

★★★★★★★★☆☆


曲目リスト
01. Jingle Bells
02. Let It Snow
03. The Christmas Song
04. Winter Wonderland
05. I'll Be Home For Christmas
06. Christmas Time Is Here
07. Santa Claus Is Coming To Town
08. Have Yourself A Merry Little Christmas
09. White Christmas
10. What Are You Doing New Year's Eve
11. Sleigh Ride
12. Count Your Blessings Instead Of Sheep


クレジット
The Clayton/Hamilton Jazz Orchestra(1,2,4,5,7,11)
String orchestra arranged and conducted by Johnny Mandel(6,8,12)
Anthony Wilson(g)(1-5,7,9-12)
Russell Malone(g)(6,8)
Ben Wolfe(b) (6,8)
Robert Hurst(b)(12)
Stefon Harriss(vibes)(9)
Jeff Hamilton(ds)



トニー・リピューマとの
共同プロデュースによるこのアルバムは
ジョニー・マンデルのアレンジによる
クレイトン ハミルトン ジャズ オ-ケストラをフィーチャーした

クラシックなクリスマス・ソングを
ダイアナの歌声で見事に聞かせた
クリスマス・アルバム

エルビス・コステロさんと結婚されて、
ポップ色が強くなるのかなぁ・・・と思っていたら、
どっこいバリバリのゴージャスな
ジャズクリスマスアルバムです。

①と②はオーケストラとの掛け合いに
彼女のスキャットも聴ける
一転して③はギターを入れて
カルテットでしっとりと

④⑤はオーケストラを抑え目に使って
ギター
テナー
フルート
のソロをフューチャー

⑦でアップテンポに戻ったかと思うと
⑧ではラッセルマローンのギターが
しみる

そして⑨White Christmasは、
彼女自身がアレンジを担当、
絶妙なジャズフィ-リングが前面に出て素晴らしい。

ずばり、
ゴージャスさとアレンジを楽しんでください。



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Faith Evans



「Faithful Christmas」
Faith Evans
(2005)
Capitol

★★★★★★★☆☆☆


曲目リスト
01. Happy Holiday
02. The Day That Love Began
03. Soulful Christmas
04. Santa Baby
05. Merry Christmas Baby
06. Mistletoe And Holly
07. Christmas Wish
08. Christmas Song
09. This Christmas
10. White Christmas
11. O Come All Ye Faithful


フェイスエバンスの声は
ソウルフルなのに
優しくて美しい
しかもパンチ力がある

多くのアーティストが取り上げる後半の定番曲も
ソウル色あり
ファンク色あり
ジャズ色あり・・・と

かなり作り込んだアレンジ等が楽しめるんですが
個人的には
前半の1~5曲がとてもよいと思います。

とくに
②the day that love began
がお気に入りです



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Anita Baker



「Christmas Fantasy」
Anita Baker
(2005)
Blue Note

★★★★★★★☆☆☆


曲目リスト
1. Frosty's Rag (Frosty the Snowman)
2. Christmas Time Is Here
3. I'll Be Home for Christmas
4. Christmas Fantasy
5. God Rest Ye Merry Gentlemen
6. Moonlight Sleighride
7. O Come, All Ye Faithful
8. Family of Man
9. My Favorite Things


クレジット
Barry Eastmond(Keyboards),
Gene Lobianco(Clarinet),
George Duke(Piano),
Jimmy Haslip(Bass),
Joe Sample(Piano),
Larry Carlton(Guitar),
Marcus Baylor(Drums),
Nathan East(Bass),
Phil Upchurch(Guitar),


クリスマスアルバムといっても
何故かあまりクリスマスっぽくない
ジャジーな大人のクリスマスアルバム

きっと
一年中いつ聴いても違和感のない
クリスマスアルバムだと思う

リラックスしたアニタ・・・Joe Sample
いつものアニタ・・・Barry J Eastmond
落ち着いたアニタ・・・George Duke

なんて聞き方も楽しいかも・・・
どれもよいんだけど、
あえてあげるなら

①Frosty's Rag
⑧Family of Man かなぁ・・・

上記超大御所以外にも
Larry Carlton.
Philip Upchurch.
Yellow Jacketsなど、
さりげなく起用してるのも、聴き所です。



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