ウィルダウニング

「 Christmas Love & You 」
Will Downing

(2004)
Grp Records
★★★★★★★★★


曲目リスト
01. The Little Drummer Boy
02. Christmas, Love And You
03. The First Noel
04. Christmas Time Is Here
05. White Christmas
06. All I Want For Christmas Is You
07. Love On Christmas Morning
08. Have Yourself A Merry Little Christmas
09. Christmas Time After Time
10. The Christmas Song


クレジット

Will Downing(Vocals)
Anthony Jackson(Bass)  
Bashiri Johnson(Percussion) 
Buddy Williams(Drums)
Carl Carter(Bass) 
Charley Drayton(Drums)
Chris Davis(Keyboards) 
David Sanborn(Sax (Alto)) 
Dwight Sills(Guitar) 
Gerald Albright(Sax (Alto)) 
Ira Siegel(Guitar), 
Jabba(Rap)
Joe Sample(Keyboards)
Jonathan Butler(Guitar)
Kevin Ricard(Percussion)
Kirk Whalum(Sax (Tenor)) 
Melvin Davis(Bass) 
Michael White(Drums) 
Najee(Flute) 



シンガー・ソングライターで
プロデューサー
コンテンポラリー・ジャズから
ソウルミュージックと
幅広くのジャンルをカバーしている
ウィル・ダウニング
彼の2004年のクリスマスアルバム


(1)単調になるがちなスタンダード
「 The Little Drummer Boy 」を
アフリカ風に
楽しい仕上がり
アレンジの勝利

(2)タイトル曲で
1曲目のオリジナル
とてもいい曲で優しいです
曲間から入ってくる
ジョナサンバトラーの
アコースティックギターもいい味

(3)スタンダードを淡々と
バックコーラスと
アルブライトのアルトソロが
ぴったりマッチ

(4)これも
スタンダードを忠実になんだけど
抑え気味のナジーのフルートソロが
渋い

(5)こちらも
大スタンダード
曲間のカーク・ウェイラムの
テナーソロもいいが
ラストのダウニングの遊び心も楽しい

(6)2曲目のオリジナル
ミディアムテンポでグイグイくる感じ
ギターが効果的で
バックにおしゃべりの声などいれ
独創的

(7)ミディアムスローの1曲
これも出しゃばらない
小気味のいいジョーサンプルの
キーボードソロが聴ける

(8)ボイス~ソング~パーカッションと
序々に音を厚くしていき
聴きやすいスタンダード
ハーモニカソロもいい味

(9)3曲目のオリジナルは
ピアノのソロでスタート
バックコーラスは娘さんらしい
宴の後の余韻にしみじみするような
バラードの好作

(10)最後も大スタンダード
もちろん歌の邪魔はしていないけど
そこは
サンボーン
しっかりサンボーン節を披露してます


10曲中3曲がオリジナル
そのどれもが好作です

バックのメンバーが
超一流どころを集めているのに
さらに集めたソロイストが
超超一流

もちろん
メンツを揃えただけでは
いい作品になるとは
限りませんが・・・

この作品は
間違いないです

逆に良くこれだけのメンバー
あつめられたなぁ
というのが
正直なところ

サックスソロだけでも
Gerald Albright
Kirk Whalum
David Sanborn

1枚のアルバムで
3人を
聞き比べられる事は
そうそうありません

ハーモニカソロが
スティービーワンダーだったら
星は満点だったかもしれません
・・・というのは冗談ですが

ブラックミュージックと
フュージョンファンには
必聴のアルバムです



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ダイアンリーブス



「 Christmas Time Is Here 」
Dianne Reeves

(2004)
Blue Note /EMI
★★★★★★★☆☆☆


曲目リスト
01. Little Drummer Boy
02. Carol Of The Bells
03. Christmas Time Is Here
04. This Time Of The Year
05. Christmas Waltz
06. I'll Be Home For Christmas
07. Christ Child's Lullaby
08. A Child Is Born
09. The Christmas Song (Chestnuts)
10. Let It Snow
11. Have Yourself A Merry Little Christmas 

クレジット
Dianne Reeves(Vocals)
Gregor Hubnor(Violin)
Gregory Hutchinson(Drums)
Meg Okura(Violin)
Munyungo Jackson(Percussion)
Peter Martin(Piano)
Reuben Rogers(Bass)
Romero Lubambo(Guitar)
Steve Wilson(Saxophone)
Dave Eggar(Cello)
Joe Locke(Vibraphone)
Ron Lawrence(Viola)



ダイアンリーブスの
2004年のクリスマスアルバム

(1)は静かな立ち上がり
ベースとドラムとパーカッションのバックが
序々にペースを上げていく

(2)曲間の
ヴァイブラホンのソロがかっこいい

(3)ここで初めて
ピアノトリオをバックにしっとりと

(4)同じバラードでも
ギターを入れてボサノバ調で
少し軽いタッチ

(6)全く力(声量)を誇示するわけでなく
この歌唱力
フェードアウトの仕方もきれいです

(7)この曲のみ
ギターとストリングスのバック
清涼感のある曲でもう少し長く聴きたかった

(8)ジャジーなアレンジで
もちろん中身も聴き物だけど
後半のスキャットで本領発揮

(9)スタンダードを
ピアノトリオでしっとりと
この曲がホントに歌唱力がわかります

(10)同じくピアノトリオだけど
こちらはアップテンポ

(11)最後の曲は
ピアノレスのギタートリオ
軽やかさと落ち着きのあるアレンジ


ダイアンリーブスは
カテゴリー分けをするとなると
ジャズシンガーに分類されるのだけど

この人のスケール感は
ちょっと図抜けている

ジャズ、ゴスペル、ソウル
ブラジル、ボサノバ、ブルース
はたまたアフリカン

さまざまな音楽を体験し
その体験が
シンガーとしてのスケールの大きさとして
花開いている

どの曲もじっくり歌い込んでいて
サイドメンの好演も光る
良さがじわっと伝わってくる感じ
幅広くヴォーカル・ファンにお薦め


ただ
あくまで個人的な感想を言うと

ダイアンリーブスって
ライブシンガーなんだよね
勿論CDもいいんだけど
生のライブはさらに素晴らしい

機会のある方は
是非ライブに足を運んでください





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